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薬剤師

千秋病院 薬剤科

伴 明代さん(2008年入職)

患者様中心の医療を考えられる職場です

千秋病院で働く魅力を教えてください。

調剤、病棟、医薬品管理……と幅広い業務を担当し、他職種と連携して副作用の防止や病状の改善に貢献できるのは当院で働く魅力です。看護師から「入院患者様が湿布薬でかぶれている」と知らされたときは、医師に塗り薬を提案して副作用を抑えることができました。理学療法士に「患者様のリハビリテーションが進まない」と相談を受け、トレーニング前の頓服を提案した結果、リハビリが進んだケースもあります。患者様の一日の過ごし方や家族構成を把握するのも薬剤師の大切な仕事です。例えば日中、ご家族全員が外出しているため一人で過ごさなければならないご高齢の方には、昼の薬ではなく、ご家族がサポートできる朝1回だけの薬をお出しして、飲み忘れを防いでいます。処方箋通りの調剤だけでなく、患者様を中心にした医療を考えることができ、やりがいを感じています。

地域の方々とどのように交流されていますか?

尾張健友会のご支援者で構成される「尾張健康友の会」主催の薬の講座で講師をしています。便秘薬がテーマの講座では、便秘の原因や状態、市販の便秘薬の種類や特徴、選び方などをご説明しました。イベントも多く、尾張健友会が毎年開催している盆踊りや健康まつりでは、子ども向けに「調剤体験」を行いました。子どもたちには、薬に見立てたあめやクッキーなどのお菓子を、処方箋に沿って集めて袋に入れる作業をゲーム感覚で楽しんでもらいました。また、「薬相談コーナー」も設けて、薬とサプリメントの違いなどを説明したり、来場者の方々の質問にお答えしたりしました。こうした活動を通して薬について理解を深めてもらい、地域の健康維持につなげたいと思います。

育児や介護、仕事を両立しやすい環境ですか?

産休・育休や時短勤務などの制度が整っているので、キャリアを中断することなく仕事を続けられる環境です。私も1年間産休育休を取り、復帰したときは「お帰り」と温かく迎えてもらいました。また、子どもが1歳になるまで短時間勤務制度を活用することで、仕事と育児を無理なく両立できました。スタッフはそれぞれ、育児や介護などしながら働いています。全員がお互いの事情を理解しているので、子どもが熱を出したり、幼稚園の行事に参加したりするときも、気兼ねなく休めて助かりました。残業がほとんどないのも、この部署の特長です。「残業しない」をモットーに毎日、声を掛け合い、業務を多く抱えている人がいれば分担するなど、助け合いながら仕事に取り組んでいます。

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